立春の意味

立春の意味

 

Q

立春とは何をする日なの?〜立春の意味を教えて (2月4日ごろ)

A

立春ってどんな日なのかな?また何をする日なんだろう。


立春というのは一年を太陽の位置を基準に24に分けて季節を表す「二十四節気(にじゅうしせっき)」の第一番目だよ。太陰太陽暦では12月末から1月前半、太陽黄経が315度のときで2月4日頃のこと。


暦便覧では「春の気立つを以って也」と表し、寒さが底を打ち、じょじょに春の気配を感じられる時期としているんだ。この日から夏の初めである立夏の前の日までの季節を「春」と考えているよ。


この日の早朝に、禅寺では「立春大吉」と書いた紙を門扉に掲示する習慣があるんだ。昔はこの春の始まりの最初の一日が一年の始めの一日とされていたので、一年の初めのご挨拶の意味もあるし、「立春大吉」って縦書きにすると左右対称になっているでしょう?これを門に貼り付けておくと、鬼が立ち寄った際、門をくぐる前にみた「立春大吉」のお札を通りすぎて振り返ったら同じように書いてあるんで、「あ、まだここをくぐってなかった」と勘違いして逆戻りして帰っていく効果があるとされたんだ。


立春には特にこれといって決まって食べるものなどは無いけれど、最近では多くの酒蔵で「立春朝絞り」というイベントが行われているよ。立春の朝に絞ったばかりのお酒をお祓い等をしてその日のうちに販売しているんだ。歴史は浅いけどこれから盛り上がりそうなイベントだね。