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建国記念日の由来は? (2月11日)A
建国記念日って、どんな事から決まった祝日なのかな?
実は建国記念日は正しくは「建国記念の日」って言うんだよ。『の』がついただけでそんなに違いが無いじゃない、と思うかもしれないけど、大きな違いがあるんだ。
建国記念の日の由来になったのは「紀元節(きげんせつ)」という日で、初代天皇の神武天皇が即位された日を日本が始まった日としてお祝いしようと明治時代に作られたよ。ところがその後第二次世界大戦で日本が敗戦すると、勝ったアメリカは天皇を中心とする考え方を排除するよう日本に迫ったんだ。
こうして紀元節は廃止されてしまうんだけど、やっぱり大切な日なので復活させようという意見が多く、1967年に「建国記念の日」と名前を変えて祝日になったんだ。
建国記念日ではなく建国記念の日、という名前になっているのは神武天皇が実在したか証拠がないとか、初代天皇が即位した日=日本が建国されたわけではなくその前から日本はあった等の意見があったからなんだよ。
だから建国記念の日とすることで「日本が建国された事実をお祝いしましょう」という意味があるんだよ。