桃の節句に食べるもの

桃の節句の食べ物

 

Q

桃の節句に食べる物は何? (3月3日)

A

桃の節句に食べると良いものってあるのかな?


桃の節句のご馳走といえば、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、菱餅、ひなあられ、白酒が思い浮かぶよね。これらの食べ物にはひとつひとつ、願いがこめられているんだよ。


ちらし寿司には沢山の具が入っているので、食べ物に困らないようにという願いがこめられてるよ。また、この具にも健康や長生き等の縁起の良い意味をもつ具材が選ばれているんだ。


はまぐりは対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから一生一人の人と添い遂げられるようにという幸せな結婚への祈りがこめられているよ。


菱餅は昔は緑色一色のお餅で母子草で作られていた事から母と子の健康が願われていた。今は緑と白と赤だけど、「健康・清浄・魔よけ」等の意味をもたせているという説もあるよ。


ひなあられは4色の色づけがされているものと3色のものがあるんだけど、4色は四季を意味していて、3色は菱餅を砕いて作ったからという理由があるんだ。


どちらも一年中子どもが幸せに暮らせますようにという祈りがこめられているよ。


白酒は元々は桃の花を使って作られた桃花酒(とうかしゅ)という薬酒が飲まれていたんだけど、白酒のほうが人気がでて入れ替わってしまったんだよ。白酒はアルコール度数も高いので、子どもにはアルコールの入っていない甘酒が飲まれているよ。