端午の節句・鯉のぼり

端午の節句・鯉のぼり

 

Q

端午の節句に鯉のぼりを飾る理由は? (5月5日)

A

端午の節句には鯉のぼりを飾ってお祝いするけど、なんでか知っているかな?


始まりは江戸時代にまでさかのぼるんだよ。

将軍家に男の子が生まれると、端午の節句にのぼりを立ててお祝いをしたんだ。この「のぼり」は時代劇の合戦のシーンでよく見かけるような、家紋などがはいったのぼりで鯉の形はしていないんだよ。こののぼりを立てる風習が武家の間で広まり、その後庶民にも広まっていったんだ。


当時、裕福だけど身分が武家より低かった庶民の人たちは武家に負けないように派手で立派なのぼりを立て始めるんだ。

その中で、中国で立身出世のシンボルとして好まれていたの鯉の滝登りをイメージして鯉の形をしたのぼりが作られたのが鯉のぼりのはじまりなんだ。


鯉のぼりには子どもの誕生をお祝いし、健やかに立派に成長して欲しいという願いがこめられているんだね。