土用の日にうなぎを食べる理由

土用の日にうなぎを食べる意味

 

Q

どうして土用の丑の日にウナギを食べるの? (立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間の丑の日)

A

土用の丑の日といえばうなぎを食べるよね。街でもスーパーでも、いまやコンビニでもうなぎが購入できるけど、そもそもどうしてうなぎをたべるようになったのかな?


元々季節の変わり目である土用には体調を整える為に丑の日に「う」の付く食べ物を食べて体力をつけるという習慣があったんだよ。だからクエン酸豊富な梅干や消化の良いうどん、身体を冷やし利尿効果が高い瓜類等が好まれたんだ。


うなぎも「う」のつく食べ物だけど、実は旬は冬なんだ。だから昔は夏にはあまり売れなかったんだ。


江戸時代、困ったうなぎ屋が平賀源内(ひらがげんない)に相談したところ、「本日土用丑の日」と看板を出すようにアドバイスしたんだ。そうしたらうなぎが売れるようになった。まわりのうなぎやもまねをするようになり販売が広がり、食べる習慣も定着していったというのが通説だよ。


確かにうなぎは「う」のつく食べ物だし、旬は外れていても栄養価が高くて夏バテ対策にはバッチリの食材だよね。