お盆とお彼岸の違い

Q

A

お墓参りをする行事といえばお盆やお彼岸だよね。所でお盆とお彼岸って違いはあるのかな？

この二つは由来が違うんだよ。

元々お盆は仏教が伝来する前からご先祖様を供養する行事として存在していたと言われているんだけど、仏教が伝来して現在に至るまでの間にすっかり仏教行事として定着したものなんだ。7月15日にお釈迦様の弟子が母親の供養を行ったところ、地獄に落ちて苦しんでいたお母さんを救う事が出来たという故事がお盆の元になっているんだよ。そんなお話にあやかりたいとお盆は広まり、ご先祖様を供養するようになったんだね。お盆ではご先祖様をお迎えに行って、期間中、自宅でゆっくりしてもらおうという行事なんだよ。

そしてお彼岸だけど、これもご先祖様を敬う行事なんだけど、こちらからご先祖様のいるあちら側（彼岸）へお伺いするようなイメージなんだよ。あの世がある極楽浄土（彼岸）は西の方に有ると考えられてきたんだ。お彼岸が行われる春分の日と秋分の日は太陽が真西に沈む日。だからその方角がはっきりと分かりやすく、一番近くにあの世が来ると考えられたからなんだね。