大晦日 第九 理由

大晦日に第九を合唱する理由

 

Q

大晦日になぜベートーベンの第九をみんなで合唱するの? (12月31日)

A

今年も終わりに近づいた…と感じる頃、良く耳にするのがベートーベンの「第九」じゃないかな?でもなんで年末に第九をみんなで合唱するんだろう。


実は年末に第九が好んで演奏されるのは日本だけってこと、知っているかな?


第九の歌詞には「喜び」や「神々」、「楽園」、「天使」、「至福の園」などという宗教的な言葉が出てくることから除夜の鐘と結び付けて受け取られているようだね。


また、日本人の大好きな第九を演奏する事でコンサートを見に来るお客さんがいっぱい集まって、収入も見込めたからという事情もあるんだよ。


合唱の中にはソリストがいるけど、このソリストだけプロを連れて行き、合唱部分については地元の合唱団の力を借りる事で経費を大幅に削減できるし、その友人や家族がチケットを買って見に来てくれるから更にお客さんも呼べて一石二鳥というわけなんだ。


そういう「楽団の年末の餅代稼ぎ」という事情もあって年末には第九が演奏される事が多くなったんだよ。